ファッションブランドYOKO CHANに学ぶ、ビジネスにおいてコンセプトが大事な理由～お客さまに選ばれるビジネスをつくるには？～

こんにちは。本多理恵です。

同じような商品がたくさんある中で
“選ばれるものと、選ばれないもの”
があったりしますね。

選ばれるものは、
お客さまは待ってでも、
ほしいといってくださり、
選ばれないものは、
いつの間にかなくなっていたりします。

選ばれるものと選ばれないものの
違いは何なのか？

このことについて、
以前のわたしは、
よくわからなかったりしたんですね。

でも、
あるコンサルタントの方からのヒントと
あるブランドとの出合いを通して
“選ばれるものの理由”が
なんとなくわかってきた気がしています。

もしかしたら、
この選ばれる商品の特徴を
知っていただくことによって
ご自分のお仕事の商品づくりの
ヒントをつかんでいただけるかもしれない。

ということで、今回は、
どうしたら、お客さまに選ばれるものを
ご提供することができるのか？

そのエッセンスについて、
学びの後輩のなっちゃんと２人で
お話ししてみようと思います。

同じような商品を提供していて、価格競争をしていた頃

理恵さんは、以前、学習塾を開いていましたよね？

そうなんです。
小中学生のお子さんたちとの時間楽しかったですね～♪

学習塾って、最初から上手くいってたんですか？

う～ん・・・。
なにしろ、なにもかもが初めての経験で、最初の頃は、いろいろなことで悩んでいたりしてましたねぇ。

例えば、どんなこととかに悩んでいたんですか？

お月謝の決め方とかですね。
自営業って、自分で料金設定ができるから、そこでどうしようって、悩んだりしていたんですね。

それで、どうやって決めたんですか？

まだ、経験も浅いし、そんなに高い料金は、どうなのかなぁと思っていて。
だから、周りの塾より、少し低めの料金設定にしたりしていたんです。

確かに、経験がないのに、最初から強気の料金設定って、なんだか気が引けたりしますよね。

そうですよね。
しかも、ビジネスの勉強もまったくしていなかったので、どう考えたらいいのかもわからず・・・。

それでうまくいったんですか？

それが、お客さまに「お月謝が安いからここにしました。」といわれたりしていて。
でも、自分の感覚では、その料金では合わないんじゃないかとかいう思いもあって。
なんだかスッキリしなかったりしたんですね。

わぁ、確かに。その状況は、スッキリしなさそうです。

モヤモヤしていると、仕事にも前向きになれなくて。

そうですよね。なんだかストレスがたまったりしそうですね。

そんなとき、たまたまなんですが、あるコンサルタントさんにお会いする機会があったんですね。

そうなんですね！で、なにかアドバイスがあったりしたんですか？

ビジネスには、コンセプトが大事だといわれた

そのコンサルタントさん、驚いたことに、わたしの顔を見て、「仕事上手くいっていませんね？」っておっしゃったんですね。

わぁ、顔に書いてあったんでしょうね（笑）

そうかもしれないです（笑）
それで、「実は、学習塾の料金について悩んでいます。」とお話したら・・・。

個人でするビジネスで、価格競争は絶対にNGですよ。

あっ、そうなんですね。

価格競争よりビジネスで大切なのは、”コンセプト”です。

コンセプト？

コンセプトについて学んでみてください。
そのうちわかりますから。

はっ、はぁ・・・。

コンセプト？

そう、コンセプト。
“企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方”のことらしいんだけど。
それだけアドバイスをされて、お話が終わったんですよね（笑）

えっ？！説明なかったんですか？

そうなの（笑）

それだけじゃ、全然わかりませんね。

多分「えっ？」っていう顔をしていたと思う（笑）
でも、あるブランドとの出合いによって、それが少しわかった気がしたんですね。

へぇ、どこのブランドとの出合いだったんですか？

1枚で美しいYOKO CHANのお洋服との出合い

YOKO CHAN（ヨーコチャン）というブランドなんですけど、知ってますか？

あっ！
あの結婚会見で、話題になったブランドですね！！

そうみたいですね～。

そうみたいって、相当話題になってましたよぉ・・・。

わたし、テレビほとんど見ないから・・・。

あっ、そうでしたね。
テレビは置物って、いってましたね（笑）

あはは。

でも、どうやって、出合ったんですか？

ある女性起業家さんに、「お洋服が見たいから付き合ってくれないかな？」ってことで、たまたま入ったお店で、見ることになったんですね。
初めて見たときは、そのかわいさに、感動してしまって。
なにしろ、それまで手に取ってきたお洋服のデザインとは、全然違ってたから。

そうなんですね。
じゃあ、ちょっと冒険って感じだったんじゃないですか？

そうですね。
こういうお洋服、わたしが着ても大丈夫かなぁって思う感じだったんですけど、その背筋の伸びる感じがたまらないというか。
ご一緒していた方も、背中を押してくれたから、買うことにしたんですね。

なんか、そういう買い物って、いいですね。
そのお洋服を着ると気分が上がりそう！

うんうん。
それで、そのYOKO CHANのお洋服はですね、キャリーケースに入れてても、しわになりにくいんですよ。
当時は、出張が多くて、そういうお洋服を探していたので、嬉しかったなぁ。

へ～。気分も上がるし、しわにもなりにくいなんて！
いいブランドと出合いましたね～。

えへへ。
でも、わたしが好きになったのは、そこだけではないんですね。

えっ？他にも理由があったんですか？

YOKO CHANの服に惚れ込んだ理由

YOKO CHANのお洋服は、服のラインがすごくきれいなんですね。

ふんふん。

アクセサリーをつけなくても、きれいに見えるようにって、つくられてるんですって。

それは、出張のときに、すごく便利ですねぇ。

でしょ？
家に帰って、ブランドのことについて調べたら、「クローゼットを真っさらにしたときに、“これさえあれば生きていける”そんな服をコンセプトに創り上げたブランド」って、書いてあって。

うんうん。

クリエイティブ・ディレクターのYOKO CHANさんが、ご自身のブランドを身にまとっていらっしゃるときの、あの美しさ。
鍛えられた身体に、さらっと、ワンピースを着る。
アクセサリーは、ピアスだけ。後は、パンプスがあればいい。
その世界観に、心を奪われてしまったなぁ・・・。

完全に、恋に落ちましたね（笑）

もう、わたしも体を鍛えようって、思いましたもんね。ここのお洋服のために。

そこまで、思えたんですね～。

でも、このことって、ビジネスにおいて、すっごく大切なことなんじゃないかなって思ったんですね。

ん？どういう意味ですか？

ビジネスは、コンセプトが大事だと気づく

世の中には、たくさんのファッションブランドがありますよね？

それは、数えきれないくらいにありますね。

コンセプトが大事だと、コンサルタントさんに教えていただいてからは、お洋服を買うブランドさんのコンセプトを、だいたい調べるようにしてはいるんですが。

コンセプト調べるんですね（笑）

そうなんです。
コンセプトを調べると、そのブランドが、どんな思いでお洋服をつくっているのか？それを知ることができるんですね。

ふんふん。

でも、コンセプトを調べたときに、ここまで、衝撃を受けたブランドって、そうそうないんですね。
胸に刺さったというか。

確かに、コンセプトが胸に刺さるって、なかなかなさそうですね。

ですよね。
販売しているものって、同じようなもので。
でも、じゃあ、どこで差別化を図るのかっていうと、もしかしたら「コンセプト」なんじゃないかって、感じたんですね。

そうかぁ、確かに。
よく考えたら、同じようなお洋服を販売している中で、「選ばれる」って、すごいことですもんね。

そうですよね。
これって、ほかのビジネスもそうなんじゃないかって感じたんですね。
わたしたちのような仕事も、同じようなことをしていらっしゃる方は、たくさんいらっしゃる。
でも、それを買っていただくことで、どうなっていただきたいのか？どんな生き方をご提案していくか？というような思いとか、理念とかが大切なのかもしれないですね。

なるほど・・・。
ライフスタイルのご提案みたいな感じかもしれないですね。

そうですね。こんな生き方してみませんか？というような感じかもしれません。
さらに、そのコンセプトでつくった商品に、お客さまが「人生がちょっと良くなりそう♡」って感じてもらえたりしたら、さらに良い気がしています。

人生がちょっと良くなりそう、ですか？

例えばですね、わたしは、YOKO CHANのお洋服に出合って、このお洋服を着ると、なんだか身体も鍛える気になれて、背筋も伸びて、気分が上がったりするんじゃないかなって、予感をしたんです。

ふんふん。

わたしたちのような仕事も、そうやって、お客さまに「なんかちょっと人生が良くなれるんじゃないかな♡」って思っていただけたらいいのかなぁって。

なるほど！確かに、お洋服を買うときって、これを着たら楽しくなりそう！嬉しくなりそう！って思いながら買ったりしますもんね。

どんなときに着ようかなぁとかって、考えたりしますよね（笑）

これは、勝負服～とかですね！（笑）

そうそう（笑）

そっかぁ。
わたし達が選びたくなるのは、そんな”予感ができるもの”なのかもしれないですね。

うんうん。そうかもしれないですね。
以前お会いしたコンサルタントの方は、もしかしたらそんなことをわたしに伝えたかったのかもしれないなぁって。
そのヒントを教えてくださったことに、とても感謝しています。