目次
こんにちは。本多理恵です。
できれば、
「大きな夢をもって
その夢を叶えられるような人に育ってほしい・・・。」
お子さんと接していく中で、
そのように願われる方も
少なくなかったりするかもしれません。
わたし自身、
学習塾をさせていただく中で
塾の生徒さんに対して
「これから先、たくさん夢を叶えていってほしいな。」
と感じたりしていました。
でも、どのように接したら
夢を叶えられる子どもに
育てられるのだろうか・・・?
このことについて、
当時のわたしには、
ほとんど知識と経験が
なかったんですね。
そんな状態で、
学習塾に通ってくださっている
生徒さんたちと接していましたが、
全く上手くいかない。
どうしていいのかわからず、
落ち込んでいたとき
助けを求めた
ある先生の教えが、
わたしと子どもたちとの関わり方を
変化させ、
なぜか、子どもたちが
勝手に伸びていくことになるという・・・。
そんな経験に
つながっていったのです。
その先生の教えを知っていただくと、
もしかすると、
ご家庭での子育てについて
ちょっと迷っていらっしゃる方も
子どもたちとの関わりが
楽しいと感じられるように
なるかもしれない・・・。
そこで、今日は、
“子どもを天才児に育てるコツ”
について、お話ししてみたいと思います。
最後までお付き合いいただければ、
幸いです。
子どもたちの言動にイライラ、生徒さんを叱ってばかりいた学習塾時代
わたしは、大学卒業後
自宅で、小さな学習塾を開いていました。
大学を卒業したばかりで、
学習塾の講師の経験はゼロ。
周りに、学習塾のやり方を
教えてくれる人もおらず
手探りで、塾の仕事をやってみていました。
この頃のわたしは、
塾=勉強するところ
という考えで、
勉強しない子たちを見ると
と感じられて、
とてもイライラしていたのを
覚えています。
周りの子たちのことも考えずに
大きな声で話す生徒さん
勉強中に立ち歩く生徒さん
そのような光景を見ていると
イライラの限界を超え、
大きな声で叱りつける。
叱った後、
重た~い空気感に包まれる教室。
そして、強く叱り過ぎたことに
対する深い罪悪感。
生徒さんが帰った後の教室で
一人、空を眺めていたのを覚えています。
そんなことを考えても、
知識も経験もないわたしには
どうすることもできず、
また、学習塾の時間になると
イライラしてしまう。
ということを繰り返していました。
気づけば、顔にはたくさんの
大きな吹き出物ができていて、
外にも出ることもなくなっていきます。
とうとう、
小さい頃からの友人に
“地域の子ども達のためになることをしたい”
そう思って、開業したはずの
学習塾。
なのに、
人を育てるって、こんなに難しいことなんだ・・・。
と、学習塾を開いて1年目にして
わたしは、大きな挫折を味わうことになりました。
塾を始めて
1年くらいたったあるとき、
わたしは、ふとある方のことを
思い出します。
学習塾を開くことを
後押ししてくれた、
学生時代の恩師、タマキ先生。
わたしは早速、
タマキ先生にご連絡し、
1年ぶりくらいに、
先生にお会いしてみることにしました。
ちょうど、桜のつぼみが
少しずつほころび始めた頃のことでした。
子どもを伸ばすには「ほめる視点」が大事だと言われてやってみた
なんだか元気がないように見えるけど、何かあったのかな?
先生のお顔を拝見して
押さえてきたものが
一気に噴き出すかのように、
わたしは、涙を流していました。
そして、
学習塾を開いてからのことを
ゆっくりと先生に話していきました。
それは、つらかっただろうねぇ。
人の育て方なんて、やってみないとわからないことも多かったりするからねぇ。
それで、理恵さんは、子ども達をどんなふうにしていきたいのかな?
わたしが、感情的になるのは、生徒さんも嬉しくないでしょうし、わたしも嫌なんです。
叱らなくても、子どもたちを伸ばすことができる、そんなことって、できたりするのでしょうか・・・?
やっぱりほめることは大切なんですね。
そのためには、その子をしっかりと観察して、理恵さんが、その子の“ほめるポイント(ほめポイント)”を見つけられるようになっていかないとね。
一人ひとりをよ~く観察して、一人ひとりの”ほめポイント”を探してみてごらん。
そうしたら、見えるようになるから。
タマキ先生に、子どもたちの伸ばすヒント、
接し方などを教えてもらった、わたしは
早速、それを試してみることにしました。
そうすると、少しずつ
叱ることがなくなっていき、
いつの間にか、成績が上がっていく
そんなお子さんも出てきたのです。
そう感じていたときでした、
あることを塾の生徒さんから投げかけられます。
ぼくは、Aくんと違って、勉強ができないからね!
この言葉を聞いたとき
ハッとさせられました。
わたしは、成績に関係なく
生徒さんたちに接してきたつもりでした。
でも、そうだと感じられていない生徒さんもいる・・・。
知らない間に、生徒さんに差をつけていたのかもしれないな・・・。
そこでわたしは、再び
タマキ先生に、助けを求めることにしました。
子どもをほめるには、「エフィカシーを高める」必要がある
いつも、先生は穏やかです。
理恵さん、エフィカシーって知っているかな?
いえ、知りません。
エフィカシーを高めるには?
大会に参加している人全員がベストな演技をすること。その中で、自分が勝つこと。
それが、自分の望みなんだと。
他にも、タイガーウッズ選手、知っているね?
そして、相手がベストパフォーマンスを発揮しても、自分はそれ以上のパフォーマンスができるって思っている。
天才とは、そういう思考をしているんだよ。
理恵さんのエフィカシーが高くなったら、子どもたちのエフィカシーも高くなっていくからね。
学習塾の生徒さん全員を天才児として見ていくんだよ。
そうして、わたしは
“自分のエフィカシーを高めていくこと”
を毎日の生活の中で意識し始めました。
すると、子どもたちに対する
向き合い方、言葉のかけ方
に変化が訪れたのです。
エフィカシーを高めたら、子どものちょっとした成長をほめられるようになった
例えば、あるとき
目の前で、1歳甥っ子が
コロンと転んでしまいました。
そのときに、わたしが
思わずかけた言葉は
手をたたきながら
喜んでいたのです。
隣でその様子を見ていた
妹のご主人は、
「転び方をほめるんだね。」
と、びっくりした顔をしていましたが(笑)
また、あるときは
ゲーム以外、ご飯を食べたことと、お風呂に入ったことくらいしかしてません(笑)
と、生徒さんが話してくれたので、
おとなになって、そんなに夢中になれるものなんて、なかなかないからね!
なんて、言葉をかけていたり(笑)
中学2年生になって
入塾してきたある生徒さんは、
当時、英語が全く分からなかったそうで、
それでも、
と、感情的にならずに
一から、英語を教えることが
できるようになったりしてきたのです。
すると、不思議なことに
勉強に対して、うるさく注意していた頃より
生徒さんの成績が、自然と上がっていくようになったり
将来のことを考えて
一人ひとりのベストな選択を、
生徒さんと一緒に考えられるように
なっていったんですね。
机の落書きなどもなくなり、
子どもたちの落ち着きのなさも
感じられなくなっていきました。
でも、何より
わたしが一番嬉しかったことは、
生徒さんもわたしも
“笑顔でいられるようになったこと”
このような声が、
たくさん聞かれるようになってきたんです。
わたし自身、こんなに楽しい仕事は
ないのではないかと感じられるほどになっていました。
でも、このような変化は
学習塾の中だけでなく
ご家庭でも、起こるもののようなんですね。
エフィカシーの高い親の元で育った子どもは、エフィカシーが高くなる
その後わたしは、
カウンセリングなどの
お仕事もさせていただくようになりましたが、
学習塾を開いていたことから
子育てについてのご質問を
いただくことも少なくなかったりします。
このようなご相談を
お受けしたときは
今回お話しした
ご両親が「ほめる視点」をもち
ほかの子と比べることなく
その子のちょっとした成長をほめること
その子の「ほめポイント」を
たくさん見つけること
ご両親の「エフィカシー」を
高めていくこと
を、クライアントさんにも
実践していただいたりしています。
すると、
自分にも余裕が生まれてきて。なんだか、子どもも楽しそうにしているんですよね!
わたし自身も変わってきて、何かにチャレンジてみたくなってきました!
いただいたりしています。
どうやら、タマキ先生が
教えてくださったことは
ご家庭での子育てにも
活かせたりするようなんですね。
“子ども達も、周りのおとなも
笑顔でいられること”
“子ども達も、周りのおとなも
色んな夢を叶えていけること”
学習塾をしていく中で
本当に求めていたことに
気づくことができ、
そして、それを実現させることが
できそうなヒントを
わたしは、タマキ先生から
教わっていたようでした。
子どもたちは、最高にかわいい!
子どもたちとの関わり方を
教えてくださった、タマキ先生に
今でも、とても感謝しています。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
わたしの学習時代の経験から
“子どもを天才児に育てるコツ”
についてお伝えしてきました。
現在、わたしは
学習塾の仕事から離れていますが、
学習塾時代に、子どもたちと接する中で
本当に多くのことを学ばせてもらえたな
と感じています。
その子をよく観察して
ほかの子と比べることなく
「ほめポイント」を見つけていくこと
子どもを心からほめられるよう
自分のエフィカシーを高めること
でも、最初の頃は
これを実践しようとしても
子ども達に対して
ついイライラしてしまったり
言い過ぎてしまったり
そんなことを何度も繰り返していましたね。
その度に、
「申し訳ないなぁ。」
と深く反省していたものです。
けれども、長い年月をかけて
本当に少しずつではありますが、
わたし自身が変化し、
それに合わせて、子ども達との関係性も
変化していったように思います。
もしかしたら、
子ども達と接する上で
わたし達、おとなの
“在り方”や“視点の高さ”
というものが大切なのかもしれませんね。
何かのお役仕立てれば、
嬉しいです。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
P.S.
親との関係性が、子どもにどのように
影響していくのか?
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よろしければ、きょうの内容と
合わせて読んでみてくださいね。
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